ダメ犬しつけ王選手権

ダメ犬しつけ王選手権は、テレビ東京系列の番組、「テレビチャンピオン(TVチャンピオン)」、「テレビチャンピオン2(TVチャンピオン2)」の中で行なわれた、「待て」、「お座り」、飼い主の言うことを全く聞かない等の「ダメ犬」に対して躾(しつけ)をする技術を競い合う競技です。
「ダメ犬しつけ王選手権」の出場者が躾(しつけ)をする犬は会場に集められた多くのダメ犬の中から、抽選で選ばれます。

2006年11月、TVチャンピオン2「ダメ犬しつけ王選手権」の内容
ファーストステージ
第1種目「耐えろ!誘惑5」
この種目では「待て」を躾(しつけ)する。
抽選で選んだダメ犬に待てをさせ、
「動く犬のおもちゃ」、「VTRの中で吠える犬」、「ミルクの噴水」、「七輪で焼かれている肉」、「飼い主が肉を食べている」
以上の5つの誘惑にダメ犬が耐えられるかを競う。
第2種目「ダメ犬添い寝勝負」
第1種目で躾(しつけ)した犬とは違うダメ犬に「添い寝」を躾(しつけ)する。
どれだけ長い時間ダメ犬が添い寝をしていられるかを競う。
チャンピオンステージ
ダメな大型犬に7日間をかけて躾(しつけ)をし、3種類の競技に挑戦する。
第1種目:競泳
ダメ犬に25メートルを泳がせて、その順位を競う。
第2種目:高跳び
走り高跳びで跳んだ高さを競う。
第3種目:初めてのお留守番
「待て」を躾(しつけ)し、動かずにおとなしく留守番ができるようにする。
家のセットを用意し、その中で留守番をさせ、「ピンポンが鳴る」、「えさが登場する」、「突然、目覚まし時計が鳴る」などの邪魔が入る中で動かずいられた時間の長さで順位をつける。
優勝者:ドッグトレーナー 森田誠

森田誠さんの犬の躾(しつけ)

TVチャンピオン2「ダメ犬しつけ王選手権」の優勝者、森田 誠さん。
森田誠さんはゴッドハンドの森田との異名を持つ凄腕のドッグトレーナー。
森田誠さんの犬の躾(しつけ)の方法は独特のものです。
世の中に出回っている犬の躾(しつけ)の本や、多くのドッグトレーナー、訓練士が行なう躾(しつけ)方法を否定しています。
プロを含め日本の多くの方が行なっている躾(しつけ)に『おやつ』、『おもちゃ』を使って「お座り」や「待て」、「伏せ」などを教える方法があります。
よく行なわれている方法ですが、こうした躾(しつけ)の方法は余計に手におえない犬にさせてしまう恐れがあるといいます。
何故、そうした躾(しつけ)がいけないのか解りますか?
それは、犬の狩猟本能を利用した方法だからです。
犬の脳は「おやつ」や「おもちゃ」を獲物としてとらえています。
おやつ、おもちゃ(獲物)が欲しいから、お座りをする、マテをするというだけで、人間に従っているわけではないのです。
それどころか狩猟本能を利用した学習方法を繰り返すと、野生の部分が育まれてしまい、困った行動をする犬になってしまうこともあります。
「おやつ」や「おもちゃ」が欲しいから言うことを聞くではなく、人間の愛情に従いたいと犬が感じるように躾(しつけ)なくてはなりません。
例えば、「待て」の場合ですと、TVチャンピオンに出場するような、トップレベルの訓練士がやっているしつけ方法でも「待て」で待たせられる時間は長くても数分間です。
おやつやオモチャを使った躾(しつけ)方法では、犬は「待ちたくないけど、おやつがもらえるから待つ」というように「我慢」をしている状態です。
対して、森田誠さんは犬に3時間は楽に「待て」をさせられるのです。
それは、森田誠さんの犬の躾(しつけ)方法が、「人間の愛情に従いたい」、「人間に従うのがうれしい」という犬の気持ちを育てるものだからこそ可能なのです。
「我慢」ではなくて、人間に従いたいという気持ちで喜んで待っているので長い時間でも「待て」をしていられるのです。
「犬に躾(しつけ)をするとかわいそう」という人もいますが、それは、しつけとは我慢をさせることだと思っているからではないでしょうか?
飼い主と愛犬との信頼関係を築くことを目的としている躾(しつけ)方法はかわいそうということはありません。
犬と人間が心と心でつながり、犬が人間社会で幸せに暮らせるようになるのです。
犬と人間が共に幸せな生活をしていくためには正しいしつけは欠かせないものなのです。

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